愛犬を災害から守る方法とは?
有珠山噴火災害、三宅島噴火災害、阪神・淡路大震災や東北地方太平洋沖地震など、まだ記憶に新しいですが・・・。このような火山噴火や大地震など、大規模な災害が発生した場合、どのようすれば愛犬を守ることができるのか考えたことはあるでしょうか? 過去にこういった大規模災害が多く起きていますが、たくさんの愛犬が家族とはぐれたり、現地に取り残されたりして、餓死した例が多数あるようです。予期せず起きる災害で大事な愛犬を失わないために、日ごろからどのような行動を取るべきか考えておくことが大切です。

≪愛犬と一緒に避難所へ同行避難してもいい?≫
災害時には、犬を連れて避難所へ同行避難して大丈夫です。実際のところ、犬の受け入れを許可してくれる避難所はそんなに多くないと思われます。ただし避難生活が長引く場合には、3日ほどで動物関連団体や自治体が協力して、犬の救助体制を立ち上げてくれるようです。この点は、心配しなくても大丈夫でしょう。

≪犬の避難のさせ方は?≫
小型犬はクレートで、中・大型犬はリードをつけて避難させましょう。小型言うはくレートに入れるのがおすすめですが、両手があく手持ちのリュックサック型のキャリーバッグなどに入れてもよいかと思います。中・大型犬は、抱っこができないのでリードでの移動となりますが、ガレキが散乱していたりガラスの破片が落ちていて危険な場所もありますので、犬用の靴を用意しておくと安心です。災害時は外飼い犬も危険ですので、同様に避難をさせたいです。

≪吠えグセがトラブルの原因になる!?≫
災害に備えて日頃から準備できることとして、吠える犬であれば「吠えグセ」を直しておくことがベストです。避難場所にはたくさんの人・犬が集まってきます。中には犬が苦手という人もいるでしょう。避難生活が長引くことでイライラが募り、ほんの些細なことでもトラブルにつながります。犬の吠えグセがトラブルの原因になることは容易に想像ができますので、普段から吠えグセのしつけは徹底しておくことをおすすめします。

≪クレートに慣らしておこう!≫
お部屋の中で離し飼いなのでクレートに入らない・・・という飼い主さんがたまにいらっしゃいますが、災害時に備えて犬をクレートに慣らしておくことがおすすめです。狭いクレートに閉じ込めたら可愛そう思われがちですが、犬は野生の頃から狭い穴の中で暮らしていました。狭い場所の方が落ち着けるからです。知らない場所へ避難する場合、クレートが犬にとって安全な場所になります。ストレスを極力減らすためにもクレートに入れる訓練をしておくと安心です。

≪マテをできるようにしておく≫
災害時は、危険な場所が多いため、勝手な飛び出しを防ぐため「マテ」ができるようにすると安心です。避難所でマテができれば、他の犬とのケンカも防げます。日常生活でもマテができることのメリットが多いですので、日頃からマテのトレーニングをしておくと安心です。

≪近隣の人たちとのコミュニケーションも大切です!≫
何かあったとき、犬を預かってくれる人がいてくれたら安心です。日頃から近隣の方・ご近所さんとコミュニケーションが取れていて友好的な関係が築けていれば、非常時に助けてもらえることもあるはずです。犬と散歩でご近所の方にあったら挨拶をするなど、自分が犬を飼っていることを知ってもらうにしましょう。

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